目を覚ませばそこは戦国乱世。
そして、ひとりの少女――
主人公・新田剣丞は、叔父である北郷一刀の元で修行に励む日々を送っていた。
ある日、蔵で見つけた刀を手にした瞬間、剣丞は意識を失い――――。
気がつくと、光輝く刀を握りしめ、見たことのない風景の中に居た。
そこで出会った一人の少女。
自らを『織田 三郎 久遠 信長』と名乗った少女は、呆然とする剣丞に手を差し伸べる。
『我の夫となれ。
そして共に天下への道を歩もうぞ!』
自分が居た世界とは違う、下克上渦巻く戦国の世に戸惑いを覚えながら、
少年と少女は力を合わせて戦い、そして勝利を積み重ねていく。
しかし運命はそんな二人に容赦無く襲いかかる。
様々な苦難を乗り越え、急接近した二人の前に、
抗うことのできない大きな壁が立ちはだかったのだ。
『鬼』
人を喰らい、生き血をすする異形の者は、やがて日本全土を侵略していった。
弱き者たちが次々と鬼の刃に倒れ、さながら地獄と化した日本を救うため、
少年と少女は傷つきながらも立ち上がり、各地の有力大名に檄を飛ばした――――。
『我が下へ集え!
鬼をも恐れぬサムライたちよ!
この日本を救うために!』