リゾートアイランド「エリューテリア」 [Eleutheria]
青い海に白い砂浜、ガラス張りの高層ビルやホテルなどが建ち並ぶオシャレな町並み。
一夏のバカンスを過ごすにはもってこいです。
「エリューテリア」とはギリシャ語で「行きすぎた自由」という意味であり、
この島ではあらゆる自由が手に入ります。
思う存分に羽を伸ばすのも、サイボーグ手術を受けるのも、誰かを銃を撃つのも全て自由です。
ですから、夜はホテルに帰ってベランダから景色を楽しむだけにしておきましょう。
自由すぎる人たちに出会って、痛い目を見たくないならば。
ダフトドリーム・ダイナー [Daft Dream Diner]
3つの「D」が目印の近未来ダイナーレストラン。
サイボーグ用の食事「サイバーフード」を提供する、サイボーグ専門の飲食店です。
昼は食事を求めるお客様、夜は酒を求めるお客様で賑わいます。
やってくるお客様はサイボーグ化した傭兵、ならず者、あるいは裏の顔を持っている
一癖も二癖もある人たちばかり。
店内での安全は保証いたしかねますので、軽く武装した上でお越しくださいませ。
なお、備品を破壊した場合はお客様の身体で弁償していただきますのであらかじめご了承ください。
ご来店、お待ちしております。
サイボーグ
先進国の多くは倫理観や宗教、そして様々な権利関係が「行きすぎた自由」を制限しており、
医療行為以外のサイボーグ化は原則として禁じられています。
その点、エリューテリアでは何の制約もありません。
外見を変えるサイボーグ整形も、脳をサイボーグに置き換える電脳化も、戦闘用サイボーグになることも全て自由です。
他国の人口サイボーグ比率は軒並み5%未満であるのに対し、エリューテリアでは60%以上が何らかの器官・臓器を
サイボーグ化しているという超サイボーグ都市となっています。
サイボーグのパーツには大きく分けて「マシニングパーツ」と「生体パーツ」の2種類があります。
マシニングパーツは無機物で構成された機械であるのに対し、生体パーツは「PIS細胞(プログラマブル人工幹細胞)」と
ナノマシンの混合物で、人体を強靭に作り替える生体部品となっています。
機械パーツの大家「ボストンダイナ社」、生体パーツの大家「カルンシュタイン社」。
サイボーグ産業は現在、この2社がしのぎを削っている状態です。
サイバーフード
サイボーグは身体のどこを置き換えたかによっても異なりますが、基本的に人間と同じ食事は摂れません。
体内に取り込んではいけない成分があったり、サイボーグゆえに摂取しなければならない成分があったりするためです。
また味覚が大きく変わってしまうため、人間に最適化された料理はサイボーグにとってヘドロと変わりません。
ですが彼らも元は人間で「食の楽しみ」を知っています。
そんな彼らに再び「食の楽しみ」を提供するために、サイボーグ専用料理「サイバーフード」は生まれました。
ユニカたちが運営する「ダフトドリーム・ダイナー」は、そんなサイバーフードを提供するお店の一つです。
ユニカが自慢の料理をふるまい、雪光がナノマシンカクテルを供します。
DD-mod
ネット上でうわさになっている、サイボーグを強靭化するための改造ツール。
MODを使用すると生体パーツに作用して超人的な能力が得られるが、
適応に失敗すると地獄の苦しみの中で死に至る、と言われています。
そのためMODに擬装した悪質な殺人ウィルスだ、という話も。
ダークウェブで入手できるようですが使用は自己責任です。
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