幼い頃に父を亡くし、
現在は母と二人で暮らしている主人公―森野賢人。
そんな彼が私立明戸花笛学園で過ごす二年生の年、
修学旅行で地元から遠く離れた
異国情緒溢れる観光地と向かうことになる。
ただしその修学旅行先は、賢人の従姉妹が暮らしており、
自身もよく見知った町。
そのためあまり期待はしていなかったのだが...
極度の人見知りだが人類史上最強の血を引く幼なじみ
―獅子喰桜雅が引き起こす騒動に巻き込まれ、
たまたま同じ観光地に修学旅行で訪れていたお嬢様
―唐朽氷華のピンチを救う"ヒーロー"となり、
従姉妹の親友で年上キラーのあざと可愛い地元学生
―天枝千羽と親しくなり、
観光地の商店街が誇る母性溢れる街の看板娘
―藍城満留から"英雄"として尊敬の眼差しを向けられる。
期待していなかったはずの修学旅行は、
気づけば新しい出会いに胸が躍る修学旅行へと変わっていた。
しかし楽しかった修学旅行があっという間におわってしまうと、
彼女たちとの別れ(桜雅以外)にほんの少し寂しさを感じる賢人。
だがそんな修学旅行の終わりは―
これから始まる彼女たちとの恋愛のスタートを意味していた。