第五海上特区「住吉学府」
叢雲学園を中心にした学園都市。
学園だけでなく、刃道に関する精神感応触媒の研究などを行う機関などが集まっている。
最新鋭の設備機材の運用と機密保持のため海上に作られた人工島がそのまま特区になっている。
防衛省管轄「叢雲学園」
刃道を学べる日本唯一、世界でもただ一つの専門の学園。
学園は全寮制で、学園生は生活のほぼ全てを学園側に管理されている。
島内は全て学園の敷地なので、島内に関しては自由に移動が許されている。
大ケガをした生徒は土日中治療ポットにぶち込まれ次の月曜を迎えることになる、というのがセオリーとなっており、「遊びたければ怪我するな」が標語となっている。
佩刀護身会
戦後GHQによって帯刀禁止の命令がくだされた際に
あからさまな日本の弱体化を狙った命令に危機感を覚えた当時の戦人特殊部隊「朱鴉」の部隊長であった朱雀院嶺庵が
設立した。以後、日本の将来のために「戦人の存続」を第一義として活動している。
現在でも旧武家や華族の出身者が多く在籍しており、財界や政界に太いパイプを持つ。
政治に大きく関与し、防衛省管轄の「叢雲学園」を設立させた。
このため、佩刀護身会は学園の運営に対して強い影響力を持っている。
現在の会長は朱雀院柾盛。
朱雀院家
戦国時代から続く武家であり、第二次世界大戦後に朱雀院嶺庵によって
佩刀護身会を設立したことで、近代武士の礎を築いたとされている。
現代でも多くの刃道の有力者を輩出している。
風嶺家
『佩刀護身会』に所属する武家の一つ。
霊式兵器の具装開発・製造・販売、各種道場・訓練場の運営。
広報活動や生命保険などのサポート的な業務を担当している小さな武家をまとめあげ
風嶺グループを結成し、護身会の中で地位をあげるために日々活動している。
裏方に回ることが多く、それ故に他の派閥からは馬鹿にされることも多い。
霊式機巧刀「折紙<オリガミ>」
簡易的に特殊能力を使用できるように、
魂鋼と呼ばれる材料を用いて作られた機巧化した刀と鞘の一式での総称。
「刃道」ではこのオリガミを得物として利用する。
刃道
真剣の刀を用いて一対一の試合を行う新しいスポーツ。
正式名称「霊式機巧刀刃道<れいしききこうとうじんどう>」と言う。
機巧化された特別仕様の刀と装備を使用して対戦を行う。
真剣を使ってもルールの範囲内であれば怪我をしない未来の剣道。
魂鋼
霊山の土や祈祷を捧げた翡翠や琥珀などを所定の作法で投じた鉄で、精神感応作用を持つと言われている金属物質。
それゆえ魂鋼は精神感応触媒とよばれることもある。
学園の大会「叢雲演舞祭』
毎年夏に行われる、叢雲学園最大のお祭り。
全国中継も行われ「甲子園と演武祭は夏の風物詩!」と言われるほど有名で、見たことはなくても
日本人で知らない者はいない。
刀仕禰宜
叢雲演武祭にて優勝した刀の使い手に与えられる神職位。
刀仕禰宜の称号を手に入れた者は学園最強の二つ名をほしいままし、卒業後は引く手あまたとなる。