今ここに宣言する!
我々生徒会はついに恋愛の自由を勝ち取った!
宣言と同時に学生たちが押し寄せ、俺を中心に歓喜の輪が学園中に広がっていく。
創設から百数十年、長きに渡り学生を縛っていた恋愛禁止の校則。
今日はそんな校則が撤廃となった日であり、そして……この学園において俺が、
今後語り継がれていく英雄となった日でもあった。
しかし、ここで大きな誤算――
学生代表の責任者ということで、俺にはのんびり恋愛を楽しむ時間など存在しなかった!
これでは何のために恋愛解禁を成し遂げたのかわからない。
かといって問題が起きれば解禁は白紙に戻されるかもしれない……
そんな俺に突然告白してきたのは、
昔なじみの美少女編入生。
さらにその翌日――
兄弟校のカリスマ生徒会長、
さらにはミスコン 2連覇中の学園のアイドルまで!
けれど数少ない『恋愛否定派』の生徒会副会長は重々しく俺に告げる――
そう、誤算とはまさに『嬉しい誤算』だったのだ!
この瞬間を待っていたとばかりのタイミングで
告白をきめてくる幼馴染。
恋愛が解禁になって早々、学園屈指の美少女たちからモテモテ状態に。
こうして全力でアプローチをかけてくる彼女たちとの恋愛が突如として始まったのだった――